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NINAGAWA『十二夜』

観てきました!「NINAGAWA 十二夜」

ウイリアム・シェイクスピアが「十二夜(Twelfth Night)」を書いたのが1601年頃。
出雲の阿国が、四条河原で歌舞伎おどりを演じたのが1603年頃。

同じ頃、遠く離れた異国で創られた2つの文化が、400年の時を経て見事に融合しました。

感動!!

1247734868b.jpg
「NINAGAWA 十二夜」上演中の、松竹座のファサード。


黒・橙・緑の、歌舞伎でお馴染みの緞帳が開くと、そこには一面の鏡が。
誰もいない舞台の三方に鏡が広がっています。

上から見たら、こんな感じ
 舞台→ / ̄ ̄ ̄ ̄\
       客 席

いきなりの光景にビックリしていると、客電が落ち、鏡の後ろにライトが入ります。いきなり鏡の向こうが透けて見えて、見事な桜の木とコーラスの少年達が浮かび上がり…。

いきなり、それも半ば強制的に(笑)、異次元の空間に入りこんだ気分。

登場人物は、歌舞伎の衣装に歌舞伎の喋り方。
場面によっては、お囃子も出てきます。
そこに、クラシカルなチェンバロの調べが流れるのだけど、全く違和感を感じさせません。
これほど異なる文化が、違和感なく同時に舞台上に存在しているなんて!

常に鏡に囲まれた舞台には、簡潔なセットがあるだけ。歌舞伎らしく、余計なものはなく。
そこに、色鮮やかな衣装をつけた役者さんが入ります。三方を鏡に囲まれ、残る一方は客席…。360°気の抜けない舞台って、緊張感が尋常じゃないと思うんですが。
役者陣は洗練された動きで、鏡に写る後ろ姿や横顔も絵になるような美しさ。

一瞬一瞬を切り取って飾っておきたいと思うくらい、全ての瞬間がきれいな絵でした。
歌舞伎役者ってすごい!


ストーリーは、シェイクスピアの「十二夜」そのままで、わかりやすいお話です。
役名も、かなり原作をもじっています。オリヴィア→織笛姫、オーシーノ公爵→大篠左大臣、マルヴォ-リオ→丸尾坊太夫 といった感じ。
シェイクスピアらしい言葉遊びもあります
セリフが簡潔だと思ったら、小田島先生の訳が元なんですね。

出演者では、まず菊五郎さん。丸尾坊太夫と捨助の二役。別人かと思うほど、声も動きも違っていてさすがです。ただただ脱帽です。
賢者ぶってる阿呆(丸尾坊太夫)と、阿呆ぶってる賢者(捨助)という組み合わせもおもしろく。表現できないくらいのパワーと実力でした。

菊之助さんは、主膳之助と琵琶姫の二役。琵琶姫が男装して獅子丸と名乗るので、実際は三役?
短時間での早変わり、声まできっちり使いわけていて感動です。
けっしてふざける事のできない端正な役ですが、男装姿で揺れる乙女心を吐露するなど、まじめな中に笑いを誘う場面もありました。

時蔵さんは姫役者らしく、翫雀さんは人のいい役を真面目に、左團次さんはコミカルに、まだまだ見所はいっぱいですが。
私の中のNo.1は、やっぱりこの人!!

亀治郎さん!!
腰元・麻阿をホント楽しそうに、演じてらっしゃいました
いや~、もうすごいです。丸尾坊太夫を陥れる時の、あの楽しそうな表情。恋人の洞院に寄り添う時の乙女な雰囲気(笑)
後半は、ちょっとした動きでも笑いが起きてました。出てくるだけで、何をするんだろうという期待をしたりして。やり過ぎな感じを出しつつも、絶対に作品を壊さない力加減。
すごい役者さんが揃った中で、この存在感はすばらしいと思いました。


蜷川演出のシェイクスピアを観るのは、「ロミオとジュリエット」(藤原竜也さん&鈴木杏さん)以来だと思うのですが、出演者もセットも全く違って、いつも斬新です。
次は何を見せてくださるのだろうと、楽しみです



◆主な配役
 斯波主膳之助    
 獅子丸実は琵琶姫  尾上菊之助

 織笛姫       中村 時蔵
 右大弁安藤英竹   中村 翫雀
 大篠左大臣     中村錦之助
 腰元・麻阿     市川亀治郎
 役人頭嵯應覚兵衛  坂東亀三郎
 従者久利男     尾上 松也
 海斗鳰兵衛     河原崎 権十郎
 従者幡太      坂東 秀調
 比叡庵五郎     市川 團蔵
 舟長磯右衛門    市川段四郎
 左大弁洞院鐘道   市川左團次

 丸尾坊太夫
 捨助        尾上菊五郎


◆あらすじ
嵐で船が遭難し、双子の主膳之助と琵琶姫は生き別れになる。
助かった琵琶姫は、男装して獅子丸と名乗り、紀伊の大篠左大臣に仕えることとなる。

大篠左大臣は織笛姫に恋をしているが、プライドの高い姫は相手にしない。大篠左大臣は獅子丸を恋の使者として織笛姫の元へ使わす。獅子丸(琵琶姫)は、仕えているうちに大篠左大臣に思いを寄せるようになっていたが、男装では告白することもできず、命令通り織笛姫の元へ向かう。ところが、織笛姫は獅子丸に恋をしてしまい…。

織笛姫の叔父・洞院は酒好きで、家老・丸尾太夫に何かと小言を言われ、鬱憤が溜まっている様子。同様に、丸尾太夫に常々見下されている安藤英竹や腰元・麻阿も丸尾太夫に一泡ふかせてやりたいと思っていた。
丸尾太夫が織笛姫に好意を持っていると知った三人は、一計を案じる。

一方、主膳之助も一命をとりとめ、大篠左大臣に会うべく紀伊の国へ現れる…。


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テーマ : 観劇
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : NINAGAWA 十二夜 大阪 松竹座

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